フランクフルトから西へ120kmほどに位置するイダー・オーバーシュタイン病院はドイツ州政府との最初の話し合いから具体的な計画、設計段階を経て、2023年10月12日開院しました。この病院の特徴は最新鋭の腹部血管造影施設です。日々先駆的なオペレーションを行い、医療を新たな先進的なレベルに引き上げることに大きく貢献しています。
イダー・オーバーシュタイン病院は、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツの附属病院で学術教育病院の役割を担っています。放射線科の工事は、州政府からの資金援助によって実現しました。特に最新の腹部血管造影施設が設けられ、医療における新しいスタンダードを確立しました。放射線科、循環器科、血管内治療科によるこの施設の学際的な利用は、ドイツでは珍しいものです。この新しい施設の使用により、最新の医療技術に対応した検査と治療の選択肢が広がります。具体的には 脳卒中や動脈硬化など、複雑な血管疾患やその他の循環障害を血管組織に優しい方法で安全かつ低侵襲(低負担)に治療することができるようになったことです。
設計会社は、新しい血管造影施設に親しみやすさと明るい雰囲気になるように材料を選びました。計画中は常に素材の選択に注意が払われました。特にこのような非常にデリケートな病院施設では、床材は最高の技術的・衛生的要件を満たさなければなりません。このため、ESD(静電気放電)やクリーンルーム向けの床材であるカラレックスECが採用されました。カラレックスは必要な衛生特性を満たすだけでなく、生涯にわたる導電性を保証します。この特性により、腹部血管造影施設の損傷は守られているのです。
場所 | Idar-Oberstein |
竣工 | 2023 |
インテリア設計 | sander.hofrichter architekten GmbH | Gesellschaft für Architektur und Generalplanung |
写真 | Marvin Schwienheer |