スマートフォンゲームの開発・運営を行なうコロプラ社は、2022年2月に本社を東京ミッドタウンに移転しました。その最大の狙いは科学的根拠に基づく感染症対策を実現し、従業員が安心して出社出来る環境をつくることです。同社はその実現にあたり、床材や什器における接触感染対策としてフォルボの天然リノリウム(床:マーモリウム/什器:ファニチャーリノリウム)が採用されました。
このプロジェクトは、日本国内のオフィスでのリノリウムの使用面積としては過去最大(約6,000平方メートル)の規模です。新型コロナウイルスの感染拡大から2年以上が経過し、オフィスにおける感染症対策は継続的な課題となっています。また働き方が多様化する中で、優秀な人材を獲得し企業競争力を高める面からも、従業員が安全により快適に働くことの出来るオフィス環境を整備する重要性が高まっています。コロプラ社は、SDGsやESG原則を考慮した持続可能な社会の実現に、カーボンニュートラルな素材でも貢献しています。そうした中で、コロプラ社の新オフィスは、明確なコンセプトと推進力によって「従業員が安心して出社したくなるオフィス」を実現させた先駆的な取組みであり、これからのオフィスの在り方を考えるうえで多くの知見をあたえてくれるものです。
場所 | Tokyo, Japan |
ゼネコン | TAISEI CORPORATION |
インテリア設計 | SIGNAL inc. |
フロアデザイナー | SIGNAL inc. |
写真 | Nacasa&Partners |