ゴットハルト・ミュラー小学校

「人生はこんなにもカラフルなんだ！」

この言葉は、少なくともシュトゥットガルト近郊のフィルダーシュタットでは、ゴットハルト・ミュラー小学校の生徒と教師たちの日常生活に当てはまります。
設計者は、一日中過ごせるような新校舎を実現しました。特に教育的な設計コンセプトに加えて、環境性と持続可能なエネルギーを確保する建築方法にも強い関心を寄せていました。

建物の外観は、緑、黄、赤、オレンジの色で統一され、その雰囲気は内部にも引き継がれています。各エリアの色分けは、子どもたちの識別力を高め、活気をもたらします。大きさの異なる部屋の形や丸みを帯びた壁は、それぞれの部屋をつなぐ開放的な空間をつくり出しています。

グレー色のマーモリウムは、建物の各エリアをつなぐ役割を果たし、色彩豊かな壁との落ち着いたコントラストを生み出しています。カフェテリアと共用階段は、各エリアをつなぐ空間であると同時に、コミュニケーションの場にもなっています。

廊下はガラス張りで教室内を見渡せるようになっています。深い木製の窓枠は、中と外の景色が見えるようになっています。すべての教室は、ゆったりとした大きさの窓と、包み込むようなバルコニーや テラスを通じて、屋外とつながっています。最上階には、美術室を通って行き来できる緑のルーフテラスがあり、創造性を発揮するための自由な空間を設けています。