ビクトリア州学校建設局(VSBA)は、設計事務所ARM Architectureにオーストラリアのメルボルンにあるノース・メルボルンの三角形の傾斜地に新しい小学校の設計を依頼しました。従来の学校の様々な必要要件を都心の小さな敷地に集約する必要があり、更に屋外学習スペースと運動場も備える必要がありました。
都心部の人口が増加する中、メルボルン初の縦割り型小学校として、縦割り型校舎のベンチマークとなることを目指しました。
新しい小学校は6階建てで21の普通教室と14の特別教室が新設されました。学校の中心部には図書室があり、約200人の生徒が集まれる広いスペースが広がっています。同時に音楽室の演奏エリアも兼ねています。屋上には専用の屋外運動場を備えた幼稚園があります。
生徒は色彩パターンを通してインスピレーションを与えられるだけではなく、建物内での学習体験を向上させるようにデザインされた高性能で楽しくて刺激的な学習環境を提供されています。
色彩パターンは、建物内の重要なストーリーテリングとナビゲーション・ツールとして使用されていて、各階にはユニークなカラーパレットがあり、生徒の想像性や創造性、独創性を引き出すとともに、存在感と独自性を与えています。
建物内の主要な通路には、ガラス張りの大きな階段が通っていて、耐久性と弾力性のある床仕上げを施すことが重要でした。マーモリウムは、その機能性を満たすだけでなく、豊富なカラーバリエーションで外観と独自性を選択できるため、優れた素材の選択となりました。
各階で合計13色のマーモリウムが使用されていて、主要な通路から教室内の水回り、美術室や科学室、調理実習室といった専門教室、集会スペースにいたるまで、プロジェクト全体にわたって採用されています。
- ARM Architecture キャサリン
写真 | John Gollings |
インテリア設計 | ARM Architecture |