いまや多くの病院では、厳かな雰囲気の時代は過ぎ去ろうとしています。ドイツにあるシュヴェリーンこども病院は、さらに一歩進んだ取り組みを行っています。その理由は、心地よい気分でいることが回復を早めるということがよく知られているからです。
このこども病院は、緑の木々に囲まれた森の小道や砂丘、海そして青々とした牧草地が広がっています。各病棟にはそれぞれのモットーがあります。森の動物や海の生き物など適切なシンボルが、こども達に安心感を与えています。さらに壁紙や壁面の色、家具を工夫することで、さまざまな世界観を実現しています。他には8色のマーモリウムを2500平方メートルの面積に施工しており、そのうちの幾つかは特注品が採用されました。
森や草原、水の世界が床のデザインに取り込まれたように、今後は他の病棟でも新しい床の世界が展開される予定です。
場所 | Schwerin |
竣工 | 2021 |
設計者 | Ingenieurbüro Hanft & Kautzky GmbH |
インテリア設計 | Ruge + Göllner GmbH |
施工業者 | Raumausstatter Kiekbach, Inh. Lars Kiekbach |
写真 | Konstantin Gastmann |